この度私は〈手術しました編③〉

↑のつづき☆

いよいよ…入院&手術の日が迫ってきました。

〈3月初旬:入院前に必要な書類準備〉

◆健康保険組合への連絡
・内容:「健康保険限度額適用認定証」の請求
・準備する書類:健康保険限度額適用認定申請書
…名称は若干違うかもしれませんが、各保険組合のHPに雛形があります
・必要な情報:健康保険証の番号・被保険者の氏名住所印鑑療養見込期間
…悩むのが療養見込期間。日付を書く欄はなく、1ヶ月単位での記入となります。
私は、3/14入院・3/22退院予定でしたが
「31年3月頭~31年3月末 1ヶ月間」と記入しました。
また、印鑑が必要な書類になりますので事業所への郵送が必要です
・請求にかかる日数:私の場合は、
3/5にポストイン(愛知)→事務所(東京)着→3/8郵送着でした(速!)
1週間みていれば大丈夫
・請求した認定証:

こんな感じ!
ちっちゃいけれど、ぺらっぺらではなくしっかりした厚紙です。
この認定証、有効期限に達した時には返納する必要があります!
ので忘れないようにしなきゃ…!

◆生命保険会社への連絡
・内容:保険料を出してもらうために必要な書類の
・準備する書類:入院前は必要なし!
・必要な情報:正確な病名や手術内容・入院手術の日程・被保険者の氏名・
(場合によっては保険番号や住所電話番号等)
…基本的に加入している保険会社の担当営業さんや専用窓口に電話して伝えます。
この時点で正確な病名や手術内容がわからないと、「保険の対象外」とされてしまうことがあります!
私は、検査後に病院でいただいた「入院診療計画書」を元に回答しました。
↑病名や入院・手術の内容スケジュールがまとまった用紙です
・請求にかかる日数:私の場合は、3/4電話→3/7郵送で受取しました。
・請求した書類:
大きく分けて2種類!
A診断書
…退院の際に病院(受付)に渡し、担当の先生に記入いただく書類です。
B被保険者の記入する書類
…自分で記入します。

A診断書は有料なので、病院で受け取る際に3,000円ぐらい請求されます!

複数の生命保険に加入している場合は、
1ヶ所の生命保険会社の書式で診断書を出してもらい、他の保険会社にはそのコピーを送る形でOKですので、何通も診断書を書いていただく必要はありません
Aを病院で記入してもらう
→A・Bを保険会社に返送
→保険金がおりる という流れです◎

◆入院に必要なものの準備・購入
基本は、病院からもらう「入院のご案内」に書いていますので要チェック☆

↑入院説明時、このしおりを見ながら看護師さんがチェックをしてくれます。
手術内容に合わせて必要/不要なものがあります。

入院中の服装ですが、
前開きのパジャマが一般的。
また、手術直後は浴衣の着用が必要になります。

これは、麻酔が効き意識のない状況で看護師さんに着替え点滴・尿道カテーテル装着をしてもらう為。

浴衣といっても、ビジネスホテルとかに置いているようなペラッペラのやつでOK!
持ってない場合は、病院内のレンタルサービスを利用するといいかも。
私は母が昔入院したときのものを借りました◎
全部詰めると、無印のリュック1個と大き目の紙袋1個分になりました。
バスタオルが必要だから結構がさばるんだよなあー
荷造りのテンションがサークル合宿前の学生みたいと母に言われました(笑)

〈3月中旬:入院当日〉
○持ち物:入院中必要なもの・限度額認定証(入院時に受付で提示)・手術同意書/麻酔同意書/入院診療計画書(全てにサイン)・診断書(退院時に受付で提示)
決められた時間に総合受付(入院受付)に行き、病棟へ案内してもらいます。
限度額認定証は病棟の受付で見てもらい、すぐ返却されました◎
受付でリストバンドを受け取り、看護師さんに装着してもらいました。
一見紙っぽいけれど、濡れない&破れない素材です。
○この日の動き:
・病室・病棟の説明(看護師さん)
・血圧体温酸素量の測定
・転倒防止・その他病院案内のVTR確認(病室のテレビで見れる)
・テレビカードの購入
・診察・手術内容の説明(主治医の先生)
・晩ごはん
などなどがあり、22時消灯でZzz・・・
〈3月中旬:手術当日〉
○この日の動き:
6:30起床(看護師さんが起こしに来る)
…早いよ~
7:30朝ご飯
…この日は朝ご飯後は絶食だったので心して食べました(笑)
 朝ご飯後眠すぎて二度寝(笑)
8:30先生の診察
11:00シャワー
…シャワーを午前中に済ますように指示がありましたので、隣の病棟のシャワー室を使用。
 シャワー後に、手術着に着替えました。
 手術着の下はパン1ですが(笑)病棟はがっつり暖房が効いているので寒くなかった◎
12:30~お水飲むの禁止
ここから手術室に呼ばれるまでがしんどかった…
暇すぎ&緊張で無心になって、法令集の線引きを進めていたら
まさかの全部終わってしまうという…(笑)
いつもこれぐらいの集中力が欲しいわー
14:00手術前の脈拍血圧測定
…この時点で普段かかない手汗と足汗がすごい(笑)
 最高血圧140マークして看護師さんが驚いていました。
 人間緊張している時ってこんなに血圧上がってるんやな。怖い怖い!
14:30~手術室へ移動
…病棟のベッドごと手術室へ移動ですが、私は降りて歩いて移動。
 付添いの父母は病棟のエレベーターホールまで見送り~
 病棟&手術室の看護師さんが優しくてかなーり緊張が和らぎました

○いよいよ手術!
手術室にはいるタイミングで眼鏡を預けます。(←この時点で私の視力0.03)
待機していた麻酔科の先生にご挨拶&すぐに手術台に横になり、
あっという間に点滴・心電図・脳波・酸素マスク装着(超高速)
心電図をつけられた瞬間、すさまじい勢いで
ピッピッピッピッ!となりだす機械

いやいや…
脈速すぎぃぃぃ

私「ふふっ(あ、笑ってまった…)」
麻酔科の先生「ど、どうされました(笑)」
私「いや、脈速すぎだなって思って…(笑) 手術に影響しないですよね?」
麻酔科の先生「麻酔には関係しませんので大丈夫ですよ~(ニッコリ)」

点滴で既に麻酔薬は入れられていますが、まだまだ意識ははっきりしている私
一度酸素マスクを外してもらい、名前と手術内容の最終確認がありました。
オペナースさん「最終確認です。名前手術内容を答えてください」
私「○○(本名)です。左耳下腺腫瘍の摘出手術です。」
麻酔科の先生「…あの、○○さんってもしかして医療従事者ですか?」
私「いやいや全然違います(笑) えっ(困惑)」
麻酔科の先生「いや、こちらの知りたい情報をすごく的確に答えていただいたので(笑)」
私「あ、そうなんですね(笑)(なんかよくわからんがちょっと嬉しい)」
もしやこれ、手術前のテンプレ会話なのではと思いつつリラックスできました◎

そしていよいよ意識を手放す瞬間が…

麻酔科の先生「はい、では、大きく3回深呼吸してください」
私「(3回深呼吸)」

…ん??


眠くならん!!

これちゃんと効くんかなあ…
ほんまに効くんかなあ…
うーん…
( ˘ω˘ )スヤァ
○手術終了
一瞬喉の痛みと息苦しさで目が覚めました
(たぶん気管にいれていた管を抜いた瞬間?)
私「ゲホゲホ」
看護師さん「○○さん、手術終わりましたよー病室に移動しますねー」
私「ハイ…」
という感じで
病室に帰ってくる頃には完全に麻酔から覚めていました

気分的には「よく寝た後」って感じなので、よく聞く「手術一瞬だった~」という感覚ではなかったです。
息苦しさや傷口の痛さもほとんどありませんでした。
ちなみに尿道カテーテルは挿入しなかったので、その痛みもなし◎

○病室戻ってすぐ
寝起きですが、付添の父母とは一応会話できる状態。
主治医の先生がきて、摘出した腫瘍を小瓶にいれて見せてくれました


…ぜんっぜん見えない(笑)(眼鏡ないから視力0.03)


それはともかく…

・顔面神経の癒着がなくすべて取りきれたこと

・摘出した腫瘍は病理検査に回すが、(癒着がなかったことから)おそらく良性だろう

という説明をしていただき一安心。


○術後しばらく

・点滴&傷口から血を抜く管を装着

・術後6時間は絶対安静

・↑それまでトイレは看護師さんを呼んで尿瓶にしてねー

・38度近く発熱

という状況でした。痛みはないですが…暑くて!!

面会終了時間ギリギリまで、父母にタオルで扇いでもらっていました。


○安静解除時

看護師さんが来てくださり安静解除

とりあえず…水が飲みたい!喉がひりひりする!(挿管中に乾燥しているから)

…と起き上ろうとしたのですが。


私「いててててててて!」

首を上下に動かす動作が痛い!!


起き上るときはベッドの背もたれをまっすぐにして、

後頭部に手を添えて頭を起こすようにしました。


起き上ったのはよいですが、麻酔の影響かフラフラします。

さらに、眼鏡しまってくれた場所がわからず探しまくる私(3_3)←リアルこれ状態


私「もぉーーー眼鏡どこしまったんーーーー?!(超小声)」


傷の管も点滴の管も気になるしまあまあ痛いしフラフラするし、

思ってたよりは元気やけど…イライラが隠し切れない私(笑)


その後無事眼鏡を見つけ水も飲んで、トイレもおそるおそる移動して済ませました◎


〈手術翌日~退院まで〉

翌日*丸一日絶食していたのでお腹ペコペコ…

朝ご飯の時間は気合いで身を起こしました(食い意地はりまくり)

口は大きく開けれませんが、飲み込みはほとんど痛くない✨

結局手術翌日からペロっと3食完食したのでした(笑)

発熱も37度台前半まで下がり、フラつきもかなり改善されました。

少し気になったのは顔左側の麻痺

普通に鏡を見たときには全くわからないレベルなので、たぶん「麻痺」ほどでもないと思うんですが、

・歯磨き時、口に水を含んだ瞬間にピュッと吹いてしまう

(=唇が上手くすぼめられない)

・ニコッと笑うと、下唇が右側に歪む

・左耳たぶの感覚がほぼない。イヤホンが一発ではめられなかった。

という状態でした。現在(術後10日)はほとんど改善されています◎


この日の夜は、傷口の麻酔が完全に切れたのか動かさなくても傷口が痛み出し、眠れずT_T

夜中に痛み止めを飲みました。


翌々日*ご飯が食べれているという理由で点滴を外す。傷口の絆創膏を外す

痛み止めを追加で処方してもらい、ここから1日3回痛み止めを服用


その後は痛みもかなり薄れて順調に回復!

特記することもないくらい元気に過ごしていました(笑)


3日後*出血が収まった為、傷口のドレンを外す。シャワー解禁

4日後*シャンプー解禁(傷口が濡れないようガーゼでカバー)

5日後*AMに抜糸&退院


予定より2日も早く退院できました!!


おまけ*入院生活中のあれこれ

・早寝早起き・超規則正しい日々で健康を取り戻した気がする

・病院食は全部完食(笑)

・というかご飯が一番の楽しみだったから…

・夜は他の患者さんの動きもありやはり熟睡できない→昼寝・夕寝で補填可

・意外に昼寝・夕寝してたら1日過ぎるの早い

・傷口から血液を抜く管とパックがややグロ(笑)で繋がれている時は点滴より気になった

・↑パックはポシェットに入れて持ち運び

・看護師さん全員優しすぎてほんまに白衣の天使に見えた

・手術後、主治医の先生がめちゃめちゃかっこよく見える現象

・回診で診てもらった耳鼻科の他の先生方もかっこよく見える現象(見境なさすぎ)

・というのは冗談ですが…

・医療従事者の方々本当に尊敬します…


ここまで順調に回復したのは、手術をしてくださった主治医の先生、麻酔科の先生、耳鼻科の先生方、看護師さん達のおかげです。本当に感謝しています。

入院中前半付添してくれた父と、退院後も1週間付添いしてくれた母にも改めて感謝したいです。


最後に気になるお金ですが…

○退院時精算:64610円(一部負担金57,600円+入院時食事療養標準負担額6,900円)

↑保険がおりるまで、全部母に立て替えてもらいました。


一部負担金と別にご飯代が出るんだね

貯金の大切さ痛感…


ちなみに。

最初のクリニック初診から退院までかかったお金はトータルで…

87,300円でした!


保険に加入しているとはいえ、保険金は退院後しばらくはおりないからね…

どんなにお金なくても常時最低10万円は貯めておこう…


〈退院後〉

・痛み止めは錠数を減らし(1回3錠→1回2錠)、4日間服用

・麻痺はほとんどなくなった

・傷口の痛みは安静時はほぼなく、動かしている時も気にならないくらいの軽さ

退院6日後主治医の先生の診察

退院2ヶ月後経過観察の為診察予定


順調に元気になってきております◎


☆入院・手術を経験してみて☆

①身体に異常を感じたらすぐ病院にいく・自己判断をしない

…今回は不幸中の幸いで、良性腫瘍(摘出後の病理検査の結果、多形性腫瘍だった)でしたが、

自覚症状があってから1年近く放置したことで3cmまで育ち、手術時の切開の傷も大きくなりました

これでもし悪性だったとしたら…今頃こんな悠長にブログを書いていられなかったはず。

何事も身体が資本!おかしいことはほおっておかず、定期的にメンテナンスもしないとな…と思いました。


②どんなにお金がなくてももしもの時のために最低10万円は貯金しておく

…病気をするとお金がかかります(当たり前だ)

生命保険(入院・手術)に入っていて、最終的には補填できるとしても、

診断書なしにはお金はおりませんから、退院時の支払いは結構高額になります。

私みたいにいつもギリギリカツカツの生活を送っている人でなければ大丈夫ですが、最低10万円は常に貯金しておかないとな…と思いました。


③病院の方々、両親に感謝

…社会人になりすっかり自立した気になっていましたが、付添してくれた父母の存在が本当に心強く、結果金銭的にも助けてもらい、、本当に頭があがりません。

そして何よりも主治医の先生はじめ診察してくださった先生方、看護師さんに感謝します。

今後は自分の健康を疎かにせずに生きることが恩返しになるのかな…と思いますので、

4月から病気や事故にはくれぐれも注意したいと思います。


***

以上が今回のレポになります!!

ほんと!!健康第一です!!

皆さんどうぞご自愛くださいませ…!


そしてそして。

「私耳下腺腫瘍かも…」「耳下腺腫瘍と診断された…」という方がもしこの記事を読んでくださっていたら。

これは素人の感想文ですし、症状や治療にも個人差があると思います。

鵜呑みにせずに必ずお医者様の判断を仰いでくださいね。

ただ…目を通していただいたことで、ちょっとでも不安が軽くなればいいなあと思います。

どうぞお大事になさってください!


2019.3.25 kanako


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